各自の興味と必要に応じて自由に選択


 人間科学科目は,今日の技術者に必要な基礎的な能力と幅広い教養を身につけるため,各自の興味と必要に応じて多様な科目の中から選択して履修することができるようになっています。

 人間科学系列では,次の「教育課程編成・実施の方針(カリキュラムポリシー)」に基づいて,2022年度入学者から適用される新しい人間科学科目カリキュラムを策定しました。新カリキュラムは,ジェネリックスキル・キャリア,人間・社会理解,技術者教養,グローバル教養,スポーツ・健康,PBL特化科目,教職科目の7つの科目群から構成されています。特に「技術者教養」と「グローバル教養」は,それぞれ1科目2単位を選択して履修することが卒業の要件となっています(工学部・未来科学部・システムデザイン工学部の2017年度以降に入学した学生の場合。その他の学生については,学生要覧をご覧ください)。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラムポリシー)

1.「技術は人なり」の精神のもと,科学技術と人間・社会との関わりを理解し,科学技術者として,また良識ある社会人として必要な教養を身につけ,豊かな人間性と倫理性を培うために,技術者教養科目群,人間・社会理解科目群,スポーツ・健康科目群を配置します。

2.グローバルな環境で意思疎通ができる能力を涵養するためにグローバル教養科目群を,コミュニケーション力などの汎用的能力を涵養し,また科学技術者としてのキャリア意識を培うために,ジェネリックスキル・キャリア科目群を配置します。

ジェネリックスキル・キャリア
 大学で主体的に学ぶために必要な自己管理能力と学習スキルを身につける。卒業後の職業生活と大学での勉学の関連を意識し,大学で学ぶことの意義を自覚する。グループワークを通じてコミュニケーションやチームワークに関わる能力を高める。
  東京電機大学で学ぶ,アカデミックスキルズ,論理的思考法,情報と職業

人間・社会理解
 哲学・心理・歴史・芸術・異文化などについて学ぶことにより,人間に関する理解を深める。法律・政治・経済・経営・社会・福祉などについて学ぶことにより,社会に関する理解を深める。
  哲学と倫理の基礎,自己心理学セミナー,人間関係の心理,認知心理学とその工学的応用,情報デザインと心理,歴史理解の基礎,科学と技術の社会史,芸術,異文化理解の基礎,実用法律入門,日本国憲法,日本経済入門,情報とネットワークの経済社会,企業と経営,企業と社会,社会のなかの科学技術,大学と社会,介護福祉論

技術者教養
 技術者の実務に深く関わる様々なテーマ(倫理・法律・情報・経営・社会など)について学び,技術者に必要とされる教養を深める。
  技術者倫理,失敗学,情報倫理,製造物責任法,情報化社会と知的財産権,情報化社会とコミュニケーション,科学技術と企業経営,先端技術と社会問題,技術者教養ワークショップ

グローバル教養
 グローバルな環境で意思疎通ができるよう異文化や国際社会,地球環境などについて教養を深める。
  異文化間コミュニケーション,グローバル時代の歴史・文化,中国語・中国文化,グローバリズムの政治・経済,国際政治の基礎,グローバル社会の市民論,持続可能性と科学技術

スポーツ・健康
 スポーツを通じて体力や健康度・生活習慣の向上を図るとともに,科学的根拠に基づいて健康的な生活や身体運動を実践する能力を高める。
 健康と生活,ウェルネス&スポーツ,エクササイズ&スポーツ,コミュニケーションスポーツ,身体運動のしくみ,アウトドアスポーツ A・B・C

PBL特化科目
 プロジェクト学習を通じてコミュニケーションやチームワークに関わる能力を高める。
 人間科学プロジェクトI,II

教職教養
 教職に就くための基礎的な知識と能力を高める(教職課程の学生向け)。
 教育学概論,教育心理学,教育社会学

※以下の内容は,2022年度以降に入学した学生向けのものです。2017〜2021年度に入学した学生向けのものはこちらに掲載しています。2012〜2016年度に入学した学生向けのものはこちらに掲載しています。また,2011年度以前に入学した学生向けのものはこちらに掲載しています。