※上記の内容は,2012〜2016年度以降に入学した学生向けのものです。2017年度以降に入学した学生向けのものはこちらに掲載しています。

技術だけでは十分ではありません 「人」としての力も高めます

 現在と未来の人々を幸せにする技術を実現するためには,技術者が単に技術的に優れているだけでは不十分であって,人間や環境に対する深い理解が必要です。また,現代のグローバル化した世界で,技術者として活躍するためにも,技術的な能力のみならず,人間的な能力が不可欠です。つまり,技術だけでは十分ではないのです。本学の丹羽保次郎初代学長は,本学のモットーとなった「技術は人なり」という言葉で,学生に技術以外の事柄も学び,自分を高めるように促しました。その考えを受け継ぎ,人間科学系列では,以下のような教育理念を掲げて教育を行っています。

人間科学系列の教育目標と理念
 本学の理念である「技術は人なり」は,現在の社会において,いよいよ重要な意義を持ち始めている。人間科学系列は,技術者に必要な,豊かな教養の修得と基礎的な訓練による「人」としての力の向上を教育の理念とする。まず,学びは,大学で完結するものではなく,むしろ社会に出てからいよいよその必要性が高まるものである。その意味で,大学在学中に,(1)自分で自分を教育することができる能力を習得することがまずは重要となる。その上で,(2)社会における一人の「人」として,自己自身を知って管理し,人々と適切に交流し,場面に応じて的確に判断し行動するために必要な思考能力と知識とを身につけなければならない。特に,(3)「技術」を持つ「人」としてこの社会の中で,自分自身の技術が持つ意義や役割について深く考え,判断し,的確な行動を取ることが出来るために修得すべき幾多の知識とスキルが必要である。人間科学系列では,以上の観点から,それぞれの目的に応じた科目を設置し,それを7つの科目に区分して提供する。





これを図解すると次のようになります(具体的な開講科目は,カリキュラムをご覧ください