※以下の内容は,2012年度以降に入学した学生向けのものです。2011年度までに入学した学生向けのものはこちらに掲載しています。また,2017年度以降に入学した学生向けのものはこちらに掲載しています。

各自の興味と必要に応じて自由に選択



 人間科学科目は,今日の技術者に必要な基礎的な能力と幅広い教養を身につけるため,各自の興味と必要に応じて多様な科目の中から選択して履修することができるようになっています。

 人間科学系列では,2012年度入学者から適用される新しい人間科学科目カリキュラムを策定しました。新カリキュラムは,スキル・キャリア,コミュニケーション,スポーツ・健康,人間理解,社会理解,異文化理解,技術者教養の7つの科目群から構成されています。特に「技術者教養」は,1科目2単位を選択して履修することが卒業の要件となっています(工学部・未来科学部の2012年度以降に入学した学生の場合。2011年度以前に入学した学生は2科目4単位が卒業要件となります)。

スキル・キャリア
 大学で主体的に学ぶために必要な自己管理能力と学習スキルを身につける。卒業後の職業生活と大学での勉学の関連を意識し,大学で学ぶことの意義を自覚する。
  フレッシュマンセミナー,文章表現法,東京電機大学で学ぶ

コミュニケーション
 少人数クラスで,教員や他の受講者と親しく学ぶことにより,学習スキルとコミュニケーション能力を高める。
  教養演習(発表の技法)

スポーツ・健康
 スポーツを通じて体力や健康度・生活習慣の向上を図るとともに,科学的根拠に基づいて健康的な生活や身体運動を実践する能力を高める。
  健康と生活,スポーツコンセプト,トリムスポーツ I・II,スポーツ科学演習A・B,アウトドアスポーツ A・B・C

人間理解
 哲学・心理・歴史・芸術などについて学ぶことにより,人間に関する理解を深める。
  哲学入門,記号論理学,倫理学入門,自己心理学セミナー,人間関係の心理,認知心理学,歴史理解の基礎,芸術,グローバル社会の市民論

社会理解
 法律・政治・経済・経営・社会・福祉などについて学ぶことにより,社会に関する理解を深める。
  法律入門,日本国憲法,国際政治の基礎,日本経済入門,企業と経営,企業と社会,大学と社会,介護福祉論

異文化理解
 欧米やアジアの文化を日本の文化と比較しながら学び,異文化に関する理解を深める。
  アメリカ理解,ヨーロッパ理解,アジア理解,ドイツ語I・II,中国語I・II,比較文化論,武道と日本人のこころ

技術者教養
 技術者の実務に深く関わる様々なテーマ(倫理・法律・情報・環境・経営・社会など)について学び,技術者に必要とされる教養を深める。
  技術者倫理,失敗学,情報倫理,製造物責任法,情報化社会と知的財産権,特許法,情報とネットワークの経済社会,科学技術と企業経営
  情報化社会とコミュニケーション,コンピュータと人間社会,情報と職業,地球環境論,科学技術と現代社会,科学の社会史,技術の社会史