五十嵐 満 Mitsuru Igarashi

出身:埼玉県

所属:機械情報工学科

卒業論文:『新しい学力観と総合学習のカリキュラムデザイン』

 現在の教育現場にある大きな問題は、子ども達の学ぶ意欲の低下や体験細りである。これに対して、どのように対処していけば良いかと考えた結果、「総合的な学習の時間」を使い、子ども達が実体験を通して、学ぶ事の楽しさや喜びを知る事が学ぶ意欲の向上につながると考えた。
また、諸外国での総合学習に目を向け、海外での取り組みを研究・調査すると共に、私自身が教師になった際、行いたいと考えた総合学習のカリキュラムデザインを行った。

Mitiko Sakuma

出身:千葉県

所属:建築学科

卒業論文:『特別支援教育諸学校におけるユニバーサルデザインの研究』

 教職課程の介護等体験で、知的障害者、肢体不自由者の施設に行き、利用者の方々と接し、障害を持つ人にとって便利で快適な空間は何かということに強い興味を持った。そのため、盲・聾・養護学校において、各障害者がもっているニーズと、それに対応した施設のつくりを実地調査した上で、盲・聾・養護学校の生徒だけでなく、特殊学級や普通学級の生徒にとっても快適な空間を作り出すことは可能なのか、可能であればどのようなものなのかを探求した。

平野 萌 Moe Hirano 

出身:埼玉県

所属:機械工学科

卒業論文:『新しい工業技術教育の検討』

 戦後の高度成長やその後技術立国となった日本を語る場合、忘れてはならないのが工業高校の存在である。しかし、輝かしい歴史を持ちながら、近年の工業高校は、様々な面で低迷している。本研究は、その低迷の原因を文献調査および、工業高校を訪問調査、工業高校の卒業生にアンケートを実施するなどして明らかにした。そして、本研究の結論をより多角的に捉えるために、アメリカ合衆国とドイツ共和国の工業技術教育の実態を把握し、日本の工業技術教育との相違点など
を調査した。これらの資料を参考にし、工業高校出身者である自身の体験や考えを踏まえながら、これからの工業高校、または工業技術教育は如何にあるべきなのかを考察した。

上石 紀行  Toshiyuki Ageishi 

出身:埼玉県

所属:情報通信工学科

卒業論文:『工業高校に求められる情報教育』

本研究は、情報化社会の進展に対応して設置された「情報」という科目を、今生徒はどのように感じ、何を求めているのか、そして教師はどのような事を生徒に身につけて欲しいと思っているのか、また社会はどのような情報教育を求めているのか、研究・調査を行う。それをもとに、今後の工業高校に求められている情報教育がどのようなものなのかを考察した。

鈴木 航 Wataru Suzuki

出身:東京都

所属:科目等履修

卒業論文:『総合的な学習の時間の提案』

 学校現場で導入された「総合的な学習の時間」において,子どもたちはどのようなことを学べるのであろうか。これを考えることは,これまでの学力観をもう一度見直し,真に子どもたちが主役となる学習活動を考えることでもある。当然,実践の場では,教師が果たすべき役割もこれまでとは変わってくる。これらについて考えることは,総合学習にとどまらず,教科教育を行う際にも有効となるはずである。そこで,本レポートでは,学力観についてもう一度見直し,学校現場において実践していきたい総合学習の形を具体的に提案することとする。